19.09.2024
ペット輸送!滞在期間別の狂犬病予防接種 / 抗体検査ガイド!
ペットの健康を守りながら、スムーズにマレーシアへ渡航できるよう、狂犬病予防接種や狂犬病抗体検査の有効期限の管理をしっかり行いましょう。「PawsMalaysia」では、入国に必要な書類や手続きに関するアドバイスだけでなく、再入国に関するサポートも提供しています。
1.狂犬病の基本情報
狂犬病とは?
狂犬病は、ウイルスによって引き起こされる非常に危険な感染症です。犬だけでなく、猫やコウモリなど多くの哺乳動物に感染し、人間にも伝染する恐れがあります。
発症すると、脳や神経に深刻な影響を与え、ほぼ確実に死に至る病気です。発症後に治療法がないため、予防接種が非常に重要になります。
感染経路
狂犬病は、感染した動物に噛まれたり、唾液が傷口や粘膜に触れることで感染します。主な感染源は、野犬や野生動物ですが、ペットも感染リスクがあります。
日本とマレーシアの狂犬病に関する違い
日本では、狂犬病は既に根絶されています。狂犬病がない国のことは「狂犬病清浄国(rabies-free country)」と呼ばれます。そのため、日本国内での犬への狂犬病予防接種は義務ですが、他のペットには必須ではありません。
ただし、日本からマレーシアにペットを輸出する場合、狂犬病予防接種が必須です。
方マレーシアでは狂犬病の発生がゼロではなく、一部の州では感染が報告されています。そのため、マレーシアへのペットの入国には、狂犬病予防接種を受けた証明書が必要となります。
2. 狂犬病抗体検査の基本情報
- マレーシアから日本にペットと共に帰国する際、日本の厳格な狂犬病規制に従うために狂犬病抗体検査が必要です。
- これは、日本が狂犬病の清浄国であり、ペットが再入国する際にこの検査結果を提示することが求められるためです。ここでは、狂犬病抗体検査の必要性と、どのような手順で行うべきかを解説します。
狂犬病抗体検査は、ペットが十分な免疫を持っているかどうかを確認するための血液検査です。日本に再入国する際には検査の結果が抗体基準値以上であることを証明する書類が必要です。
日本は狂犬病の発生がない国の一つです。そのため、国外に渡航していたペットが日本に再入国する際、狂犬病のウイルスを国内に持ち込むリスクを避けるため、厳格な入国条件を設けています。
再入国条件:
日本に戻る際、ペットが十分な狂犬病免疫を持っていることを確認する必要があります。これを証明するために、狂犬病抗体検査が求められます。
- 抗体検査を受けるタイミング
狂犬病抗体検査は、日本に再入国する前に、必ず正しいタイミングで実施する必要があります。タイミングを誤ると、入国時に隔離期間が発生するリスクがあります。 - 最初の狂犬病予防接種後
抗体検査は、最初の狂犬病予防接種を受けた30日後以降に行う必要があります。
この時期より前に検査をしても、結果が無効となる可能性があるので注意しましょう。 - 出国・帰国予定から逆算
日本に再入国する予定がある場合、出国から帰国までの期間に合わせて、抗体検査を少なくともフライト6ヶ月以上前に受けることを推奨します。この期間を確保しておくことで、帰国時に問題が発生するリスクを軽減できます。
3. マレーシア滞在期間別、狂犬病予防接種と狂犬病抗体検査の接種の手順解説
滞在期間
マレーシに入国後、日本に帰国予定がない場合
- マイクロチップの装着
- 1回の狂犬病予防接種
- 健康診断書の取得
狂犬病抗体検査を行う必要はなく、一度だけの狂犬病予防接種でペットはマレーシアに入国することが可能です。
詳しい手続きの流れについては、日本からマレーシアのペット輸送手続きの流れを完全ガイド
ブログリンクはこちら!
1年以内にマレーシアから日本に帰る場合
再入国を予定している場合 日本に帰国する際に必要となる狂犬病抗体検査も視野に入れ、日本での狂犬病予防接種2回目の接種と狂犬病抗体検査が推奨されます。
- マイクロチップの装着
- 1回目の狂犬病予防接種
- 健康診断書取得 (+α 日本への再入国条件)
- 2回目の狂犬病予防接種
- 狂犬病抗体検査
- 2回目の狂犬病予防接種後に、狂犬病抗体検査を受け、英訳された狂犬病抗体検査証明書を取得してください。
- 狂犬病予防接種の有効期限は1年、抗体検査証明書の有効期限は2年です。
そのため、どちらも1年以内に帰国する際には有効であり、再入国の必要 条件を満たすことができます。
再入国が2年後を超える場合
- マイクロチップの装着
- 1回の狂犬病予防接種
- 健康診断書の取得
しかし、注意点としてマレーシア滞在中に狂犬病予防接種、狂犬病抗体検査の期限が切れてしまいます。その為、日本に帰国時に再度狂犬病予防接種、狂犬病抗体検査をマレーシア滞在中に追加で受ける必要があります。
このパターンに従って、余裕を持った準備を行うことで、安心してペットをマレーシアへ連れて行くことができます。
注意事項
抗体検査を受けるタイミング
狂犬病抗体検査は、日本に再入国する前に、必ず正しいタイミングで実施する必要があります。タイミングを誤ると、入国時に隔離期間が発生するリスクがあります。
日本帰国時に抗体検査を忘れた場合のリスク
狂犬病抗体検査を実施していない場合や、基準値を満たしていない状態で日本に帰国しようとすると、ペットが日本の検疫所で最大180日間の隔離を受けることになります。ペットのストレスや家族の負担を減らす為、必ず忘れないようにしましょう。
まとめ
狂犬病予防接種証明書は、ペットの健康と安全を守るだけでなく、ペット輸送のすべての過程で重要な役割を果たします。航空会社の書類提出、検疫手続き、入国審査において、常に持参しておくことで、ペットとの渡航がスムーズに進むでしょう。
Paws Malaysiaは、日本からマレーシアへのペット輸送をスムーズに進めるための心強いパートナーです。書類の準備から現地でのサポートまで、安心・安全なサービスを提供し、ペットオーナーの負担を軽減します。
お気軽に
お問い合わせください
お見積り・ご相談は無料です。
9:00-18:00
- ※不在の場合は折り返ししますので
番号を通知しておかけください。 - ※海外からのお問い合わせは
LINEまたはWhatsAppで。